NEM Blockchainを活用する=NEMの世界観を引き継ぐという必要はない

 

NEMを使ったからといってNEMの世界観を引き継がなくても良い

 

今回の記事で言いたいことの結論としては、「NEMを使ったからといってNEMの世界観を引き継がなくても良い」ということです。

 

イメージとして、NEMを使ってプロジェクトなりプロダクトなりを作る場合、NEMグリーン・NEMオレンジ・NEMブルーで、エコで盾がネムネムしている、というようなテイストでやらなければならないというような流れがあるかと思います。(ありますよね?)

 

もちろんブロックチェーン時代に適した「分散型でトラストレスでイノベーティブ」なスタンスは、ブロックチェーン・仮想通貨に関わるプロジェクトであれば持つべきものだと思います。

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「世の中全体が分散型になっていく」と言っても、まだ意味が分からない人が大半だと思うし、少し前までは私も懐疑的だったんです。だけど、そんな私が今こうして変化を実感しているということは、そういう日が来るのはきっと遠くないんだろうな、と思います。
https://www.businessinsider.jp/post-168211

最近で一番いいなと思った記事で、以前はKrakenで、今はEthereum財団に所属されている宮口礼子さんのインタビューがあるのですが、ここで語られていることはまさに「ブロックチェーン時代」というべきものの姿で、このビジョンは界隈のアクティビスト(?なんていえば良いのだろう。なんらかのコミットしてる人)などは共有していてしかるべきだと思っています。

 

ただし、NEM自体も、言ってしまえばひとつのプロジェクトであり、NEMの掲げるビジョンはNEM自体に対して掲げられるものです。
ブロックチェーンという大きなカテゴリの傘下に連なるビットコインをはじめとしたEthereumやNEMなどのプロジェクトは、上流の大きな思想的な枠組みを引き継ぎながらも、それぞれのコンセプトを打ち出し自律的に存在しています。

もちろんそうでないものもあります。
例えばBitcoin◯◯などのプロジェクトは、思想的に自律的ではないでしょう。
なぜなら、コンセプトというのはプロジェクトそれぞれが持つべきものであり、コンセプト・ビジョンにおいてのみ、プロジェクトとしての「コク」が出るからです。
この「コク」というのは、概念工作家である村山 昇 氏の著書『「キレ」の思考 「コク」の思考』から引用した概念です。

 

「何が違うのか?、そして作り出す対象に”いかなる気にかけるべき部分があるのか?”という点、そしてそれらを定義すること。」

 

Appleのデザインのビジョンは「Think different」ですが、本書で落合陽一氏のいう「ブルーオーシャン」も同じことだと思います。
何が違うのか?、そして作り出す対象に”いかなる気にかけるべき部分があるのか?”という点、そしてそれらを定義すること。
それは今後の働きの中でのクリエイティビティの根幹を成すビジョンだと思っています。
RhizomeBrain:『10年後の仕事図鑑』から見える、仮想通貨とVtuberの遊び(ルーデンス)の世界:https://rhizomebrain.net/work-books-after-10-years/

 

だからこそ、たとえNEMブロックチェーンを使った何かであっても、そこにNEMの「エコ・緑・太陽的・大いなる海(?)的」な世界観を取り込む必要はなく、より抽象度の高い概念「NewEconomyMovement」を引き継げばそれでよいのです。

 

 

Parasitic(寄生) か Introject(取り込み) か。

 

dp792 / Pixabay

 

これらの点において、「NEMブロックチェーンを使う!」といっても、「ネムネムする」必要がないと説得できた…として、より、分析的に見ていきたいと思います。
詳しくやるのはしんどいので、簡単に図解しました。
前述の『「キレ」の思考 「コク」の思考』で紹介されていた、概念整理法を参考に「プロジェクトの性質判断地図」と題した図解を作ってみました。

 

 

プロジェクトの性質判断地図
プロジェクトの性質判断地図|作成参考:『「キレ」の思考 「コク」の思考』

 

parasitic:パラサイティック(寄生的?)


introject:《心理学》(対象の性質を自分のものとして)

 

本稿において注目するべきは、introjectか?parasiticか?というところかと思います。

端的に言えば、NEMをintrojectすればプロジェクトは自律的・個性的になりNEMにparasiticになれば他律的・汎用的になります。

 

 

プロジェクトの性質判断

 

さて概念も整理したし、ここまできたら実際に試してみよう~~~

ということで生贄になるのはコイツ!!!

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RaccoonWallet

 

タヌキだ!!!!

(知らない人のために説明すると、仮想通貨NEMのモバイルウォレットアプリです。Twitterで知り合った方々と協力して作ってリリースしたヤツ。|リンク

 

 

Raccoonを「プロジェクトの性質判断地図」で判断してみる

 

 

テッテッテーテッテッテテー

 

……

 

 

 

……まあ……こうなるよね。

 

ちなみに、RapoRapoっていうのは、RaccoonWalletから派生予定のPOSシステムのことですが、めちゃくちゃ仮の名前なので気にしないでください。
これは、ぎりピカソ入ってるかな、ってくらいかもしれません。

 

とはいえ、考察した結果、位置取りがイマイチでも大丈夫です!(たぶん)
どのような場所にいるか、というのを把握できてよかったというものです。

 

こうした考察を踏まえて、プロジェクトがどの方向に行きたいのか?を描いてみるといいでしょう。

 

コクうま!!!!!!!!!!!!!!

 

 

まとめ

 

ということでブロックチェーンは手段であって、それに依存しその性質をトレースする必要のあるものではないということです。

「人気の◯◯でなにかを作る、より、人気のなにかが◯◯で動いてる」

これはそのまま他のプラットフォームにも適用できます。

・「人気のEthereumでなにかを作る、より、人気のなにかがEthereumで動いてる」

=イーサリアムというだけでICOが盛り上がった時期がありました。しかし価値のありかが不明瞭なものも多かった印象です。それよりもイーサリアムを手段として使うプロジェクトのほうが、しなやかで強いはずです。

 

・「人気のNEMでなにかを作る、より、人気のなにかがNEMで動いてる」

=そしてNEMもまた同じです。イーサリアムを使いたいだけのプロジェクトがもろいのと同様、NEMをなんとなく使ってみるというだけのプロジェクトもまたもろいと思います。

 

 

柔弱は剛健よりも強し。

そういう感じです。

 

おわり!

 

 

 

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