一年間やって分かったブロックチェーンの仕組みと仮想通貨投資の3つの恩恵|RhizomeBrain総まとめ

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気がついたら仮想通貨を触りだして一年ちょっと経ってしまっていました。

劇的な暴騰あり、悲劇的な暴落あり。
いろいろなことがありましたが、今回は日頃ぼんやり感じていたブロックチェーンと仮想通貨のことについて、分かりやすいように仮想通貨に関与してどういう利益があったのかということを”恩恵”という形で一つ記事にまとめてみると共に、一年間ブログが潰れずに更新が続いた記念に祝賀投稿です。おめでたいですな。
記事自体はスマフォイであまりよく考えずに書いていたら、やけにややこしい感じになってしまった部分もあります(というか全部だよ)が、一年間の総決算ということでよろしくお願いいたします。

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はじめに|ブロックチェーンの衝撃

 

 

生態系という表現がぴったりの仮想通貨およびブロックチェーンの世界。

「すべての創造は99%の模倣と1%のひらめきだ。」と言ったのは誰かというと私が今思いつきで書いただけですが、しかしこれはこの業界を言い表すにおいてふさわしい。
細胞の繁殖のごとく次から次へとコインが生まれ、消えていったり生き残ったり変身したりする。

この様子をデータサイエンティストとデジタルアーティストなどがタッグを組んで、グラフィカルで動的な何かにまとめたら非常に面白いことになりそうな、そういう具合の広がりようです。

 

これら細胞的データ群の正体である仮想通貨には、大体のものにおいてブロックチェーンを備えています、というより自己のブロックチェーンに存在してます。1

ブロックチェーンがハードウェア的な何かだとしたら、コインはソフトウェア的な何かです。

このブロックチェーンを説明するときは、よく分散自律型台帳技術などと言われます。
これは構造的に見た場合の技術的説明で、意味を内包させながら日本語に訳した感じだと思います。

何が言いたのかというと、ブロックチェーンの説明としてそうした技術的構造の説明ではなく、「結果的に何ができるのか」ということをここでは簡潔に表記したいと思います。

つまり結果的側面から見て説明すると、

 

「ブロックチェーンとは、サイバー空間に物質的存在xの作成を可能にする技術である。」

 

今のところブロックチェーンの結果的な効用を私なりに説明しようとした場合、上記のような感じになります。

 

  • 構造的側面から見たブロックチェーン:分散自律型台帳技術
  • 結果的側面から見たブロックチェーン:サイバー空間に物質的存在xの作成を可能にする。

 

つまりこういうこと。

 

これは、これまでのインターネットが無限に近い複製が可能である、というより数量を限定する技術がなかった段階から一歩進み、サイバー空間の存在にマテリアル性を付与できるようになった、と言えるかと思います。

 

つまり不死身的なこれまでのインターネットデータ群に、希少性や限定性を付与したり、朽ちたり腐ったりする材質を設定できるようになりました。
これはデータの有機体化という感じで、コンピュータやインターネットのインビシブルな無機質的発展に逆行するような、不思議で面白い発明です。

こうしたデータへの生命の付与は一部の大きな機関ではブロックチェーン以前にも莫大なお金と厳重な管理によって可能ではありましたが、今や前をひた走るブロックチェーンの後塵をレガシーが拝す形をイノベーションが作り出し、多くの副次的な効用を伴いながら2、データの有機体化という可能性を解放しました。

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この「サイバー空間に物質的存在xの作成を可能にした」ことについてはおいおい別の記事にまとめたいと考えています。

 

 

さてブロックチェーンの復習もこれぐらいにして、以下、冒頭でも書いたとおり、この一年間ほど仮想通貨に関わって分かったことを、「ブロックチェーンと仮想通貨に関わり得られる恩恵とは何か」としてつらつらとまとめてました。

 


 

恩恵1:資産が増えるよ

 

 

分かりやすい恩恵としては、資産が増えることです。すごい分かりやすさですね。
ちなみにこれは個人的感想というよりは、客観的考察の結果です。

はじめに書いておくと私は世間に億り人が誕生しているという話がフィクションかと思うくらい、驚くほど資産が微動だにしていないのですが、―――というよりも仮に大変な儲けが出ても巷でよく見かけるような「一ヶ月で資産10倍達成♪」などと表明はしないですし、そうしたことを書いている人の品性は常に疑っています―――それにしても資産が劇的に増大する可能性がある機会をいくつか見てきました。

 

相対的価格形成を認識しよう

 

仮想通貨は、おおよそ対ビットコイン(BTC/₿3)、および対USD,JPY等フィアット(法定通貨/$他)で取引されております。
人間というものは、アプリオリ(絶対的認識)において物事を知覚することは困難な生き物で、すべての物事は相対的な把握で可能になるということは、″仮想通貨(or etc…)で儲かる″ということを考える上で割と重要です。

これに関しては以前このようなものを書きましたが、相対性というのは仮想通貨のチャート群を眺めているとよく感じるものです。

え、まだビットコイン持ってないの?|「俯瞰で仮想通貨見るのは初めてか?力抜けよ」編

(ややふざけ気味の記事ですが、相対的価値についての記述があります。)

 

どこかが押されると、どこかが引っ込む。
どこかが引っ込むと、どこかが押し出される。
相対的価値の上昇とは、これです。

これはブロックチェーンの構造も同様で、自分のアドレス上の通貨を別のアドレスに送ると、自分のアドレスからは通貨が減り(=引っ込む)、別のアドレスの通貨が増える(=押し出される)。

これをブロードキャストし、台帳をSyncするのが分散台帳です。

そこにハッシュ計算のアタリ(ex.ハッシュを通した結果の文字列が、先頭に0がn回連なるもの等)をチェーンの末尾に一緒に書き加えると、ブロックチェーンになります。

 

BTC建て vs. USD(Fiat)建て

 

仮想通貨をやるうえで、BTC建てで見るのかUSD建てで見るのかは重要です。

どこかが押されると、どこかが引っ込む、というイメージに法定通貨を考慮に入れてはならない規約はありません。
つまり法定通貨も価値が減るし、また場合によっては、対BTCで価値が上がることがあります。

BTCに対する値動きだけでなく、USDに対する値動きすらもトレーディングの恩恵に加わるような立ち回りをすることで、仮想通貨取引において最大のパフォーマンスを得ることができるかもしれません。

 

 

恩恵2:社会の闇と歪みを実感できるよ

 

 

電脳世界を遊泳するクリプト・ホエール

 

これは人によりけりだと思いますが、人によっては探究しがいのあることかもしれないです。
少し前に、「趣味は人間観察です」みたいなことを言う人が多く出現して、あれも一過性の流行のようなものだと現在では思っていますが、本当にそうしたものが好きな人ならばサイバーな文化人類学的フィールドワークとして仮想通貨界隈を研究対象にしてみてはどうでしょうか。

 

さて本題の前にですが、最近は、ヒューマン・コンピュテーションというのが人間とAIとの共存との構造として幾人かの有識者で提唱されているようです。
ヒューマン・コンピュテーションとは、AI時代のIoT(インターネットオブシングス)の社会において、人間がコンピュータの構築するシステム内のロボットとして働くようになるという構造のことを言います。
つまるところ、現在のUBERのような形です。

 

そして仮想通貨の相場では、そんなヒューマン・コンピュテーション時代のAIのような存在、ホエール(鯨)が存在します。
彼らは、そんな数多の魑魅魍魎が巣食っていることなど夢にも思わず仮想通貨相場に参加してくるピュアハートなビギナークリプトコイナーを、ネギとお豆腐と鍋と携帯用ガスボンベを背負ってきたぐらいに思って高みから観察しております。
世の中グローバルになりつつあり、インターネットの世界はその筆頭であります。
あなたがかつての村の一青年であったなら、自分はなかなか器量がいいと思えたかもしれませんが、現在の社会では、あなかが相対する知性は地球人全員という図式となっています。
上には上がおり、慢心は禁物です。
自分は賢く、そのようなものに騙されることはないという人は、一番危うい状態で相場をやっていると思います。

もっとも、ヒューマン・コンピュテーションの場合、構造に組み込まれる人間にも恩恵を受けられる構造にすることも可能ですので、相場における不幸についての比喩として出すのは適当ではないかもしれない。
つまるところ、相場の鯨だけが肥えるようなそういう状況が可能であり、またそうしたことが仮想通貨において起こっているということを明記しておきたいと思います。

サイバー空間の深部を遊泳するクリプト・ホエール。
海の栄養となりたくなければ、彼らの存在を感じ取る努力を怠ってはなりません。

 

 

暗号世界と群集心理

 

 

一つ前では、ホエールについて見てきました。
加えてこの大きな存在がより躍動的になってしまう現象が、仮想通貨界隈においてよく発生していると考えます。
つまりこの章の主題である、心理学的群集の発生です。

実のところ、人間は群集状態になると、人間ご自慢の知性は元々の知能差―――つまり統計的に言えば医者と鉱山労働者ような対比―――は消えて無くなるというエビデンスが心理学者等の研究によって収集されています。

 

群集の発生場所においても、その群集という単語から想像されるようなある特定の場所に集まる騒然とした個人の集団という限定的なものではありません。

共通した概念を共有できる現実・仮想を問わない交流可能な場所さえあれば、群集はどこにでも発生し得ます。
群集心理における群集とは、心理的群集と名付けられるようなものです。

つまり幾百人の個人が偶然集まっても、群集を構成し得ないことは当然ありますし、また六人ばかりの人間--例えば日本とブラジルと韓国とシリアとスイスとベネズエラの若者、あるいは医者と地方国立大学生とウェイトレスと飲食店経営者とプログラマーと保育士)それは心理的群集を構成することがある。

 

こうした群集中の個人は、単に大勢のなかにいるという事実だけで、一種不可抗力的な力を感ずるようになる。これがために本能のままに任せることがある。単独のときならば、当然それを抑えたでもあろうに。その群集に名目がなく、従って責任のないときには、常に個人を抑制する責任観念が完全に消滅してしまうだけに、いっそう容易に本能に負けてしまうのである。4

 

また精神的感染の認識も、仮想通貨に呑まれないための重要な要素です。
活動している群集のなさかにしばらく没入している個人は、意識的に個性が消えうせて、意志や弁別力がなくなってしまう。
こうしたものは互いに作用し合って、ますます強力なものになる。群集中の個人にして、この暗示に抵抗できるほど強い個性を持つ者は、あまりにも少数であるから、大勢に押しながされてしまうのである。5

 

そうした無意識的感情の隆盛の結果として起こりうる群集に、血なまぐさい行為をも思いとどまらせるのは、折よく喚起された心象イマージュ、気のきいた一言といったもの6です。
そうした勧告に出会った場合、当該の認識の重要性を客観的パースペクティブに考えてみることは、一時の熱を冷ますいい機会かもしれません。

 

このようなサイバー空間上の心理的群集は、仮想通貨においてどうなのか?というと、当然発生しますし、これまでも発生してきました。
一群の衝動的で動揺しやすく、興奮しやすい性質や、暗示・物事を軽々しく信ずる性質等は、仮想通貨とブロックチェーンと相乗的に作用するでしょう。
なぜならこれら一群は、多様性に満ち複雑性を有する、それはまるで肥沃な大地のように資源が尽きることなく群集の創出を可能にするからです。

 

拐かし、誘惑し、盲信し、考えることを止め、誇張し、騙し、傷つけ、憎悪し、憤り、そして失望する。

同感は融合し、反感は憎悪され排除される。

これらが宗教的であるという直感は鋭い指摘であり、すべての人間的な活動は大小様々ながらこれらがフラクタルに連続して発生し、局所的に、あるいは分散的に作用する生物学的融合キアズマの過程に他ならない。

なぜなら、これまでにわかっているところでは、純粋に科学的な視点から言えば、人生にはまったく何の意味もない7衝動の連続体であり、すべての人間によって作り出される目的は妄想に過ぎないから、というのは希望的観測に満ち、意義と目的に輝く仮想通貨界隈においては少し穿ちすぎる意見ではありますが、この構造の把握は盲信の盲目にならないための薬としてよく作用するのではないかと思います。

 

さて、では一体これら心理的群集はいかなる基準でもって闇と歪みを生み出すものと分類されるのか?
これはカントおよびそれに倣うサンデルの提唱する普遍的な判断を実践することで可能です。
つまりそれが連続的に社会に浸透していった場合、功利的に見て、回りまわって自分に害をもたらすのだろうか?
そうした問いの実践です。
このことは、以下の以前の記事にまとまっています。

これからの仮想通貨の「正義」の話をしよう|倫理と道徳の仮想通貨投資論序説|市場操縦行為や風説の流布の悪について

 

 

最後に、ではこれらの現象(群集化)はホエールたちには起こり得ないのでしょうか?
はじめに見たとおり相場において人間を使うことに長けた者がいることはたしかです。
しかし最初に見たとおり、群集心理は知性の高低に関係なく一律に作用します。
一見、催眠の術者である者も、また別の領域での催眠の被験者になっている可能性もあります。
あるプラットフォームでの勝者が、別のプラットフォームでの敗者になっている、そうした図式が構造として分解した場合に現れることは構造主義的、レヴィ・ストロース的な世界を鑑みると十分考えられます。

人間は、皮肉にも群集という一過性の現象時において真の平等になるようです。
皆に平等にかかる可能性が付与されている群集という病に似た現象。

 

仮想通貨をやる上で、この心理については学んでおいて損はないでしょう。

 

 

恩恵3:TEAL組織的交流ができるよ、あとGithubの習得ができるよ

 

 

ブロックチェーンのことと、恩恵1,2と書いてたら長くなってしまったので簡潔に行きます。

TEAL組織という組織形態が最近注目されている……と思ったのですが、このTEALを提唱した原著が2014年に出版されてて最近なのは日本だけっぽいです。

 

このTEAL組織、端的にどういうものかというと、オープソースのGithubがぴったり当てはまると思います。(申し訳ない。本をまだ読んでいない。

オープソースのGithub、つまり仮想通貨ですね。
これは特に国や人種、性別、年齢など関係なく、そのプロジェクトに興味があり、かつプロジェクトのどこかの分野を成長させられるスキルを身につけていれば、誰でも参加できるというものです。

ブロックチェーンが分散自律台帳なように、このGithubも人材が分散的に位置しており、実際の作業も大きな流れは全体で決めることもありますが基本的には、それぞれが自分の役立てる分野を判断し、自律的にプロジェクトにコミットします。

このような組織としての在り方は、今後日本の一部の企業等(基本的にIT企業が先駆けになる気がします。)でも、テレワーク等リモート勤務の形態と互いに作用しながら、実際に取り入れられていくことが期待されます。

 

それでなんですが、最初に書いておくべきでしたが、現在私もですね、仮想通貨関連のプロジェクトに一個人のデザイナーとしてコミットしているのです。

 

私のことです。

Githubなど仮想通貨を始める前は存在すら知りませんでしたが、今では公式クライアントを使ってデザインファイルや書き出し素材等をGitでバージョン管理をしています。

 

仮想通貨に関与し始めると、

 

  • step1:知る・調べる
  • step2:買う・投資する
  • step3:使う・採掘する
  • step4:知識を広める・翻訳する
  • step5:開発する・参加する

 

step5のような実践のレベルまで来ることも可能性としてあります。

このような状況になった場合、Githubなどを使えるようになったりすることで、自ずと社会に″次世代(TEAL)″といわれるような組織への関与方法を身につけられるかもしれません。

また、そうした開発の中で今まで出会わないような人と遭遇することもあります。
SNSがカジュアルな次世代TEAL交流だとしたら、Githubはマニッシュな次世代TEAL交流という感じでしょうか。

またGithub以外にもSlackやTelegram、DISCORDなどでもよく分からん外国の人とチャットしたり、住む世界違うなあとか宇宙人かな?という人の話(チャット他)を聞くこともあり、この辺りは大変面白いと思います。

インターネット創世記の再来とまでいわれてるんですから、エキサイティングなのは当たり前ですけどね。

長くなりましたね。
以上、そんな感じです。

 


 

まとめ

 

  • ブロックチェーンは、サイバー空間に物質的存在xの作成を可能にする技術である。
  • 相対的価値を感じるべし。
  • BTC建てで見るか、USD建てで見るか、それが問題だ。
  • クリプト・ホエールに気をつけろ。
  • 破滅の前に群集心理について学習してみよう。
  • 仮想通貨はTEAL組織でできている。

 


 

引用した本と関連する本

 

 

 

 

 

 

 

 

 

注釈

  1. たまにブロックチェーンがないワロスコインもあるので注意。
  2. 例えばスマートコントラクトなど。
  3. すごい、ビットコインの環境依存文字的な文字が打てる…。
  4. ギュスターヴ・ルーボン『群集心理』(講談社学術文庫、1993)p33
  5. 同上、p35
  6. 同上、p35
  7. ユヴァル・ノア・ハラリ『サピエンス全史(下)』(河出書房新社、2016、kindle版)no3508~3519

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リム(Rhime)

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